ゴルフのラスベガスとは?特徴や計算方法を詳しく解説!

こんにちは!皆さんはゴルフ場で「ラスベガス」や「ラス」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
このページでは、ラスベガスとは?どのような特徴があるのか?どのように計算するのか?等の疑問にお答えします!

ラスベガスの自動計算はラスベガス計算ツールから行えます。

ラスベガスとは?

「ラスベガス」とはスコアの計算方法のことです。「ラス」と呼ばれることもあります。
通常のストロークプレーのように個人間で打数の合計で競うのではなく、2人チームでスコアをもとに得点を計算して競います。

ラスベガスの特徴

ラスベガスには次のような特徴があります。

  • 2人 V.S. 2人 で競うチーム戦
  • ホールごとにチームの得点を計算し、小さいほうが勝利する
  • 条件が重なると得点が大きく動くことがあり、ギャンブル性が高い
  • 中級者 ~ 上級者向け

ラスベガスの基本的な計算方法

チーム分け

打順やホール数に基づきチーム分けを行います。チーム分けの方法についてはチーム分けを参照してください。
次のようにチーム分けがされたとして以降の説明をします。

プレイヤー Aさん Bさん Cさん Dさん
チーム チームX チームY

チームごとの得点計算

AさんBさんCさんDさんのスコアが以下だったとします。

プレイヤー Aさん Bさん Cさん Dさん
チーム チームX チームY
スコア 5 7 6 4

このとき、チームでスコアが小さい方を10の位、スコアが大きい方を1の位としてチームの得点を計算します。
チームX(AさんとBさん)の得点は、Aさんのスコアが5, Bさんのスコアが7なので、57となります。
同様に、チームYの得点は46となります。

プレイヤー Aさん Bさん Cさん Dさん
チーム チームX チームY
スコア 5 7 6 4
チーム得点 57 46

チーム得点から勝敗決定

チームの得点から、そのホールの勝敗と各人の獲得ポイントを計算します。
チームXとチームYの得点の小さいほうが勝利し、得点の差分だけポイントを獲得します。
例だと、57-46 = 11となり、チームXの得点が大きいので敗北となります。
よって、敗北したチームXが-11ポイント、勝利したチームYが+11ポイントとなります。

プレイヤー Aさん Bさん Cさん Dさん
チーム チームX チームY
スコア 5 7 6 4
チーム得点 57 46
獲得ポイント -11 -11 +11 +11

オプション

チーム分け

固定

全ホールのチームを固定します。AさんBさんのチームXと、CさんDさんのチームYがずっと固定されます。

プレイヤー Aさん Bさん Cさん Dさん
Hole.1 チームX チームY
Hole.2 チームX チームY
Hole.3 チームX チームY

3ホールローテーション

3ホール毎にチーム分けをローテーションします。
カートのバッグ順を左から1,2,3,4としたとき、
ホールを3で割った余りが1(1番4番7番・・・16番)の時はバッグ順が 1-2 V.S. 3-4
ホールを3で割った余りが2(2番5番8番・・・17番)の時はバッグ順が 1-3 V.S. 2-4
ホールを3で割った余りが0(3番6番9番・・・18番)の時はバッグ順が 1-4 V.S. 2-3 となります。

プレイヤー(バッグ順) Aさん(1) Bさん(2) Cさん(3) Dさん(4)
Hole.1 チームX チームX チームY チームY
Hole.2 チームX チームY チームX チームY
Hole.3 チームX チームY チームY チームX
以下繰り返し

打順1-4 V.S. 打順2-3

打順にもとにチーム分けをします。
打順が1番の人と4番の人がチームになります。残りの2番の人と3番の人がチームになります。

打順が1番の人は直近のホールのスコアが良く、打順が4番の人は直近のホールのスコアが悪い傾向にあります。
打順が1番の人と4番の人がチームを組むことはチームバランスが良くなるとされています。

打順3ホールローテーション

こちらも打順をもとにチーム分けをします。
3ホールローテーションのようにホールを3で割ったときの余りからチーム分けを行います。
ホールを3で割った余りが1(1番4番7番・・・16番)の時は打順が 1-2 V.S. 3-4
ホールを3で割った余りが2(2番5番8番・・・17番)の時は打順が 1-3 V.S. 2-4
ホールを3で割った余りが0(3番6番9番・・・18番)の時は打順が 1-4 V.S. 2-3 となります。

お友達

ティーショットによってチーム分けを行います。
ティーショットでボールが飛んだ先の「右側2人」と「左側2人」がそれぞれチームを組みます。

バーディー逆転

バーディー時に相手チームのスコアを逆転します。
本来ならスコアの小さいほうが10の位、スコアの大きい方が1の位となるところが、スコアの逆転が発生するとスコアの小さいほうが1の位、スコアの大きい方が10の位となります。
先ほどの例でDさんが3(バーディー)の場合は次のようになります。

プレイヤー Aさん Bさん Cさん Dさん
チーム チームX チームY
スコア 5 7 6 3
チーム得点 75 36
獲得ポイント -39 -39 +39 +39
バーディー逆転を適用すると得点が大きく動く傾向にあるので注意しましょう。

1の位切り捨て

チームの得点を計算する際に1の位を切り捨てます。
例えばチーム得点が57の時は50, 46の時は40として計算をします。

プレイヤー Aさん Bさん Cさん Dさん
チーム チームX チームY
スコア 5 7 6 4
チーム得点 57 → 50 46 → 40
獲得ポイント -10 -10 +10 +10
1の位を切り捨てるときはホールの得点が同点になりやすいので、
次の「キャリー」と一緒に採用することで動く得点が大きくなります。

キャリー

あるホールでチーム得点が同点だったときは次のホールの得点が2倍になります。
2ホール連続でチーム得点が同点だったときは次のホールの得点が3倍になります。

プッシュ

ティーショット前に「プッシュ」と宣言することによって、そのホールの得点が2倍になります。
2人が同一のホールで宣言するとそのホールの得点が4倍になります。
1人2回までなど回数制限を設けるのが一般的です。

まとめ

ラスベガスの特徴や計算方法・オプションの説明でした。
オプション次第では1ホールあたりに動く得点が大きくなり、非常に面白いので今度ラウンドに行く際は是非挑戦してみてください!

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