皆さんはゴルファー保険に加入していますか?
契約内容やプラン・保険会社にもよりますが、ゴルファー保険の補償内容は主に下記です。
補償内容 | 説明 |
傷害補償 | 自身がケガをした際の通院費等を補償 |
賠償責任補償 | ほかのプレイヤーにケガをさせてしまった際の責任費用を補償 |
ゴルフ用品補償 | ゴルフクラブを破損した際の費用を補償 |
ホールインワン・アルバトロス費用補償 | ホールインワン・アルバトロスを達成した際の費用を補償 |
頭の3つについては想像しやすいですが、最後の「ホールインワン・アルバトロス補償」については初心者の方にはなかなか聞きなれない内容でしょう。
また、なぜホールインワンやアルバトロスを達成したら費用がかかるのかも想像しにくいと思います。
このページでは、ホールインワン・アルバトロスの定義から、保険適用の条件・達成した際に必要なことについて説明します。
ホールインワン・アルバトロスとは
ホールインワン
ホールインワンとは、1打目でカップインすることを指します。
すなわち、ティーショットを打ったらそのままカップに入ったという状況を指します。
ホールインワンは「一生に一度達成できるかどうか」と言われているほど、達成することは非常に難しく喜ばしいことです。
アルバトロス
アルバトロスとは、パーから3打少ない打数でカップインする場合を指します。
多くの場合、パー5を2打でホールアウトすることを指します。
保険が適用される場合・適用されない場合
保険の適用条件
保険が適用されるには下記の条件を満たしている必要があります。
- 日本国内にあるゴルフ場であること
- ゴルフ場は9ホール以上を有していること
- ゴルフ競技中にホールインワンまたはアルバトロスを達成していること
- ゴルフ競技はパー35以上の9ホールを含む18ホールを正規にラウンドするものであること
- 原則的としてキャディー付きのプレーであること(例外あり)
例外的に認められる場合
原則としてキャディーを使用しないセルフプレー中は認めないものの、下記の場合は認められるそうです。
- ゴルフ場の使用人が目撃しており、署名・捺印された証明書が得られる場合
- 会員となっているゴルフ場が主催・共催する公式競技に参加して、競技の参加者または競技委員が目撃しており、署名・捺印された証明書が得られる場合
(月例競技や研修会のことを指していると思われます) - ビデオ映像(第1打からカップインまでが連続したもの)が提出できる場合
- 同伴競技者以外の第三者(前後の組や造園業者など)が目撃しており、署名・捺印された証明書が得られる場合
認められない場合
ゴルフの競技や指導を職業にしている場合は認められないそうです。
また、プライベートのセルフプレーのラウンドでホールインワンした時も認められないでしょう。
日本国外のコースでホールインワンした場合も認められません。
ハーフがパー35に満たないコース(ショートコースなど)も認められないはずです。
説明書には下記のようにあります。
ゴルフ競技中にホールインワンまたはアルバトロスを行った場合に、(中略) 保険金をお支払いします。
PayPayほけん あんしんゴルフ 重要事項等説明書から引用
(中略)
キャディを使用しないセルフプレー中に達成したホールインワンまたはアルバトロスについては、原則として保険金のお支払い対象になりません。
保険適用時に行うこと
達成当日・近日中
まずは当日または近日中に下記を行いましょう。
- ゴルフ場にホールインワン・アルバトロス証明書の発行を依頼する
- アテスト済スコアカードの写しを取っておく
- ホールインワンの証明の署名・捺印が必要な場合は依頼する
- 電話やWEBから保険会社に連絡する
達成~3ヶ月程度
ホールインワンを達成すると、通例として祝賀会やホールインワンコンペを企画します。
この会の開催やホールインワンコンペの景品の用意に費用がかかります。
この費用を賄うための補償が「ホールインワン・アルバトロス費用補償」です。
費用を受け取るために、達成から3ヶ月以内に下記を行いましょう。
- 記念品や祝賀会の準備・開催・領収書の提出
- ホールインワンコンペの準備・開催・領収書の提出
説明書にも下記のような記載があります。
「祝賀会費用」とは、ホールインワンまたはアルバトロスを行った日から3か月以内に開催された祝賀会に要する費用をいいます。
PayPayほけん あんしんゴルフ 重要事項等説明書から引用
また、祝賀会としてゴルフ競技を行うときは保険会社に連絡し認められた場合は3か月ではなく達成から1年以内まで認められるそうです。
ゴルフコンペを企画し、実施日時が達成から3か月以降になる場合は必ず保険会社に連絡しましょう。
まとめ
ゴルフ保険のホールインワン・アルバトロス費用補償が認められる状況や、実際に達成した場合に行うべきことを説明しました。
例外はあるものの、原則としてキャディ付きでないと認められないことから、セルフプレーが中心の方からすればかなりハードルが高いかもしれません。
ご自身のプレースタイルに合わせて恩恵が受けられるように、適切なプランを選択するようにしましょう。
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