ゴルフのストロークプレー・スコアの用語について解説!

今回はゴルフの最も一般的なルールであるストロークプレーについて解説します。
初心者向けの内容になっていますので、これからゴルフを始める方やコースに初めて行く方は是非目を通してみてください。

ストロークプレーとは

ストロークプレーは、ゴルフの最も一般的なプレー方法です。アマチュア・プロ問わずほとんどの競技がストロークプレーです。
ストロークプレーは打った打数の少なさで競います。最終的に打数の合計が最も少ない人が勝利します。
通常、ティーショットからカップインまでを18回繰り返し、かかった打数の合計を競います。18回と言うのは、通常ゴルフは1ラウンド18ホールから成るためです。

次に、ストロークプレーを行う上で出てくる用語について解説します。

ホールの種類と基準(パー)について

ショートホール・ミドルホール・ロングホール

ゴルフでは、1ホールごとに基準となる打数が設定されています。
基準の打数が小さい順に「ショートホール」「ミドルホール」「ロングホール」といいます。
それぞれの特徴は下記になります。

ホール基準の打数(パー)特徴
ショートホール31打でグリーンまで運び、そこから2打でカップインされることを想定。
基本的に、18ホール中4ホールがショートコース。
200ヤードに満たないホールがほとんど。※
ミドルホール42打でグリーンまで運び、そこから2打でカップインされることを想定。
基本的に、18ホール中10ホールがミドルホール。
300〜400ヤードのホールが多い。※
ロングホール53打でグリーンまで運び、そこから2打でカップインされることを想定。
基本的に、18ホール中4ホールがロングホール。
500ヤードを超える場合が多い。※

※ヤード数はフロントティーを想定しています。
多くのゴルフ場は18ホールをショートホール4個、ミドルホール10個、ロングホール4個で構成し、全て基準通りのスコアで周った場合は72打になるようにしています。(パー72といいます。)

パー

「パー」とは、基準通りのスコアでカップインすることを指します。
ショートコースで3打でカップインした場合は「パー」となります。
同様に、ミドルコースで4打でカップインした場合、ロングホールで5打でカップインした場合が「パー」になります。
テレビの中継などでは「ー」と表現されることが多いです。

基準通りのスコアのことを「パー」ということにちなんで、
ショートコースのことを別名「パー3」(パースリー)と言います。
同様に、ミドルコースのことを「パー4」(パーフォー)、
ロングコースのことを「パー5」(パーファイブ)ということもあります。

バーディ

基準の打数(以下、パー)より1打少ない打数でカップインすることを指します。
パー3のホールで2打でカップインした場合はバーディーになります。
同様にパー4で3打、パー5で4打でカップインした場合がバーディーになります。
テレビの中継などでは赤字で「⚪︎」と表現されることが多いです。

イーグル

パーより2打少ない打数でカップインすることを指します。
パー4のホールで2打でカップインした場合、イーグルになります。
パー5のホールで3打でカップインした場合も、同様にイーグルになります。
テレビの中継などでは赤字で「◎」と表現されることが多いです。

パー3のホールで1打でカップインした場合もイーグルではありますが、「ホールインワン」ということがほとんどです。

パー3で1打でカップインすること(ホールインワン)は非常に珍しくめでたい事だとされています。
そのため打数上はイーグルですが、「ホールインワン」と呼ばれることが多いです。

アルバトロス

パーより3打少ない打数でカップインすることを指します。
パー4のコースで1打でカップインした場合と、パー5のコースで2打でカップインした場合が「アルバトロス」です。
また、ショートコースでアルバトロスを達成することは不可能です。

「アルバトロス」は多くの場合、パー5のホールを2打でホールアウトすることを指します。
パー4を1打でカップインした場合は、ショートホールのホルインワンと差別化して「ミドルホールのホールインワン」や、ロングホールのアルバトロスとの違いがわかるように「ミドルホールでアルバトロス」などと表現します。

ボギー

パーより1打多い打数でカップインすることを指します。
パー3のホールを4打、パー4のホールを5打、パー5のホールを6打で上がることを指します。
テレビの中継などでは青字で「△」と表現されることが多いです。

ダブルボギー

パーより2打多い打数でカップインすることを指します。
パー3のホールを5打、パー4のホールを6打、パー5のホールを7打で上がることを指します。
テレビの中継などでは青字で「◻︎」と表現されることが多いです。

トリプルボギー

パーより3打多い打数でカップインすることを指します。
パー3のコースを6打、パー4のコースを7打、パー5のコースを8打で上がることを指します。

パーとスコアの対応表

ここまでの話を元に、パーとスコアの対応表をまとめました。

ショートホール(パー3)ミドルホール(パー4)ロングホール(パー5)
アルバトロス(−3)不可能12
イーグル(−2)123
バーディー(−1)234
パー(±0)345
ボギー(+1)456
ダブルボギー(+2)567
トリプルボギー(+3)678

18ホールのスコア合計の基準と用語について

ストロークプレーでは18ホールのスコアの合計で競います。
18ホールの合計についても様々な基準や用語があるので見ていきましょう。

イーブンパー・パープレー

各ホールでカップインまでにかかった打数の合計が、基準のスコア(パー)の合計と同じであることを指します。
例えば、ホールのパーの合計が72のコースで、72打で周った場合、「イーブンパー」となります。
イーブンパーは「イーブン」や「パープレー」と呼ばれることもあります。

前述のように、多くのゴルフ場はショートホール4個、ミドルホール10個、ロングホール4個で構成し、合計すると「パー72」となります。
しかし、ゴルフ場や試合によっては、「パー70」や「パー71」「パー74」など、72ではない場合もあります。
その場合は、基準の打数でホールアウトした場合がイーブンパーとなります。
例えば、パー71のコースで71でホールアウトしたらイーブンパーです。

アンダーパー

各ホールでカップインまでにかかった打数の合計が、基準のスコア(パー)の合計より少ない場合を指します。
例えば、パー72のコースで71打や70打、69打で上がった場合「アンダーパー」となります。
アンダーパーは「アンダー」と呼ばれることもあります。

また、基準のスコア(パー)の合計より何打少ないかを表す場合、「数アンダー」といいます。
例えば、パー72のコースで70打だった場合、パーより2打少ないので「2アンダー」と呼ばれます。

オーバーパー

各ホールでカップインまでにかかった打数の合計が、基準のスコア(パー)の合計より大きい場合を指します。
例えば、パー72のコースで73打や80打、100打の場合はいずれも「オーバーパー」となります。

また、基準のスコア(パー)の合計より何打多いかを表す場合、「数オーバー」といいます。
例えば、パー72のコースで80打だった場合、パーより8打多いので「8オーバー」と呼ばれます。

スコアの基準

スコアの基準を一概に示すことは非常に難しいです。
スコアはコースの難易度や天候・風・グリーンの状態やラフの長さなど、様々な側面に影響されます。
ここでは大雑把な基準を挙げますが、どのレベルが初心者・中級者・上級者かは皆さんの基準で判断するようにしてください。

スコアレベル
〜72、アンダーパープロレベル
72〜75ほぼプロ、研修生、アマチュアのトップレベル
76〜85上級者、シングルプレーヤー
86〜100中級者
100〜120脱初心者
121〜初心者

まとめ

ゴルフのスコア「パー」「バーディー」「ボギー」といった用語について解説しました。
また、18ホールの合計スコアに対して用いられる用語や、スコアの基準について説明しました。
打数と用語がすらすら出てくるようになると、同伴競技者や仲間とより会話が弾むと思いますので、是非覚えてみてください!

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